プロフィール

会社を辞めて自営業で商売を始め、その7年後に法人化、その10年後に破産。

開業せずに元の会社にいればもうすぐ定年。定年延長で安い給料の嘱託になるかどうか迷っているような年齢でこのような状況になってしまいました。

はじめまして。還暦を迎えるという年齢でに破産する、じっぺと申します。

無理やり見切り発車で独立開業して、はじめの1年は一人で回していましたが、その後、かみさんに4~5時間/1日ほど手伝ってもらい、さらにお手伝いを3時間x週1~2日追加してこれまでやってきました。

もちろん、それなりに良い時期も少しはありました。

ほとんど一人会社という状態なのですが、法人化したあたりから売り上げが低迷→経費の増加→借入れの増加→債務超過と、とんとん拍子に落ちていきました。

途中、東日本大震災で被害が出たこともありましたが、震災の中心部ではないので、そのせいでこうなったという訳ではありません。

いくらでも小回りが利く体制なので、早々に方向転換などの対策ができたはずだし、するべきだったのは、今思えばの話です。

方向転換自体は割とうまくいきそうでしたが、時既に遅しで、マイナスを挽回できないまま、ずるずるとここまで来てしまったのは、代表者である私の怠慢と能力不足が原因であったことは確かなことです。

家族や応援してくれた人たち、債権者の方たちには謝罪の気持ちしかありません。

破産を決断するに当たり、いろいろなサイトの情報を参考にさせて頂きました。

でも、当たり前ですが、自分にぴったりとくるケースは意外に少なく、また、弁護士の対応なども自分で調べた情報と異なる部分もあり、これから先、順調に進むのか多少の不安もあり、何かの形でその都度の記録を残したい気持ちになりました。

そして、どうせ記録するなら、私が参考にしたように、今後、同じような悩みを抱える方に少しでもお役にたてるよう、ブログ化することにしました。

この文章を書いている時点は、受任通知送付後、破産申し立て前の段階です。

具体的な名称や内容、数値、日時、地名などは書けないので、事実とは異なる記載の部分も出てくると思いますが、誤った内容にはならないように書いていくつもりです。

このブログは、破産や倒産の法的な解説や実務の説明をするのではなく、自身の体験やその時起きたこと、感じたこと、考えたこと、あるいは調べたことを、実際の破産手続きを進めながら書いていきます。なので、後になってから前言撤回のようなこともあるかもしれません。

最初はとりとめもなくなるかもしれませんが、記事が増えてきたら分類するようにします。

また、正しいと思っていて間違っていることも書いてしまうかもしれません。
その点につきましては、十分注意しますが、なにせ素人の体験談ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。

一人会社やそれに近い零細企業の倒産は、おそらくほとんどが代表者の自己破産がセットになってくると思います。

そのため、倒産、破産と同時に職を失う、収入がなくなるという大変厳しい状況に立たされます。自営業者の破産も同じような境遇になります。

そしてほとんどの場合、はじめての体験であることと思います。

その時に少しでも不安な気持ちを和らげる情報として、このブログがお役にたてれば幸いです。

サラリーマンの自己破産については、それなりに情報が得られるのですが、このような状況の破産についての情報はあまり見受けられません。

どうしようもない会社運営ではありましたが、そんな経験でも最後に少しは人のためになればと、自己満足のために書いていこうと思っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする